ダイエットには魚が向いていると言われます。中でも鯖は栄養豊富で良質なたんぱく質が含まれており、ダイエットをサポートしてくれます。しかし、しめ鯖は意外とカロリーが高く、食べすぎるとカロリーを摂り過ぎてしまう点には注意が必要です。今回は、しめ鯖がダイエットに向いている理由や食べる時の注意点についてご紹介します。
鯖料理のカロリーはどれくらい?
鯖は調理法によって、カロリーが変化します。何も調理されていない状態では、鯖は100gあたり約200kcalです。鯖料理の100gあたりのカロリーは、鯖の水煮が約200kcal、鯖の味噌煮が約220kcal、しめ鯖が約340kcal、焼き鯖が318kcalとなっています。鯖は脂がのっているため、他の魚と比べると比較的カロリーが高い傾向にあります。
鯖はカロリーが高くてもダイエット向き!その理由は?
カロリーが高いのにダイエットに鯖が向いている理由は、この魚に含まれている脂にあります。鯖の脂にはDHAやEPAといった成分が多く含まれています。これらはオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸で、オメガ3は健康に良いと言われているのです。まず、不飽和脂肪酸は血液をサラサラにする効果があり、血液の流れが良くなれば代謝が上がってエネルギーの消費量が上がります。また、不飽和脂肪酸は血液中の中性脂肪を減らす働きがあるため、肥満解消にも繋がります。鯖に含まれている不飽和脂肪酸は、蓄積される体脂肪を減らしてダイエットをサポートしてくれる効果があるのです。
他に、鯖がダイエットに適している理由に満腹感を感じやすいというのがあります。鯖のカロリーが多いのは脂質が多いからです。そして、この脂質は満腹感を持続させる効果があり、鯖を食べることで無駄な間食や食べ過ぎを防止する効果が期待できます。鯖には脂質だけでなく、たんぱく質も豊富に含まれています。筋トレをして筋肉量を増やすことにより、基礎代謝量が上がって痩せやすい体になります。たんぱく質は筋肉の材料となり、ダイエット中もしっかりとたんぱく質を摂取することが大切です。食べないダイエットは筋肉が減り、太りやすく痩せにくい体の原因になります。鯖を食べて良質なたんぱく質を摂取することにより、ダイエット効率や成功率を高めることに繋がるでしょう。
しめ鯖を食べる時に気をつけるべきことは
鯖は他の魚料理と比べると高カロリーですが、前述したようにダイエット中にも積極的に食べたいものです。DHAやEPAは中性脂肪対策になり、健康をサポートしてくれるのでダイエット中の食生活に取り入れるのがおすすめです。しかし、しめ鯖をダイエット中に食べる時には注意すべきこともあります。それは、なるべく単品で食べるようにするということです。しめ鯖は酢飯と相性が抜群ですから、お寿司で食べることが多いです。ですが、お米はたくさんの糖質を含んでいるため、食べすぎると太る原因になります。しめ鯖を単品で食べることにより、摂取カロリーや糖質を抑えることができます。自分で作る時は砂糖を使わず、塩と酢だけでしめるなど味付けに工夫をしてみましょう。
健康的に痩せたい時は、野菜と合わせて食べるのもおすすめです。カルパッチョ風にしたり、香味野菜をたっぷり入れてサラダにして食べてみましょう。サラダにオリーブオイルを少量かけると、満腹度もアップします。しめ鯖は意外と塩分が多いので食べ過ぎには注意しましょう。食べる量が多いと太る原因にもなるため、しめ鯖は一日5切れ(50g)以内を目安に食べると安心です。
健康的に痩せたいならしめ鯖を食べよう
鯖はカロリーが高めなため、ダイエット中には敬遠されがちです。しかし、鯖にはDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため、血液をサラサラにして中性脂肪を減らし、痩せやすい体づくりに役に立ちます。健康効果の高い成分が豊富なだけでなく腹持ちも良いため、鯖はダイエットには優秀な食材と言えます。無理なく健康的に痩せたい、そんな時は新鮮で美味しいしめ鯖がおすすめです。